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| MATELIAL・カーボンの話 |
私たちが通常カーボンと呼んでいるものは、正確にはCFRP、カーボンファイバーと言われるものです。今日でも私たちの周りを見回しても、カーボン製品はまづ見つけることは困難でしょう。現在最も多く使用される分野としては、航空、宇宙分野や、カーレースの分野です。
航空機では、ボーイング747ジャンボジェットが全盛の時代は、超々ジュラルミンと一部カーボンのコンポジットであった機体も、今日のエアバス等ではオールカーボンと言ってもいいほど機体の大部分がCFRPで構成されています。
そして皆さんがよくご存じのレーシングカーもシェルがカーボンという時代から、ストレスを受け止めるカーボンモノコックが主体となりました。カーボンの超軽量、高強度そして、高精度という性質が活かされ、今後も私たちの知らないところで、確実にシェアを伸ばして行く、貴重なマテリアルの一つです。
| CFRP |
CF・・・・・Carbon Fiber 〔炭素繊維〕
R・・・・・Reinforced 〔強化〕
P・・・・・Plastics 〔合成樹脂〕 |
CFRPとは、カーボンファイバーという炭素繊維によって強化された、プラスチックの一般総呼なのです。
カーボンファイバー自体は、5~10ミクロン程度の太さのポリエステルやレーヨンを高温で焼き、炭化させた繊維ですが、その繊維をエポキシ樹脂等の合成樹脂で固めたものが、CFRPとなります。
カーボンファイバー自体も多くの種類があり、作る製品の特性要求に合わせ、最も適したファイバーを選択し、糸の積層設計をおこないます。
もうすでに皆さんがご存じのようにカーボンファイバー製品にはドライカーボンと、ウェットカーボンの2種類がありますが、その物理的特性は全く別物と言えるほどの物です。
当社のカーボン製品は、使用される部位に応じて「ドライ」と「ウェット」を使い分けています。具体的には過剰な負荷の懸かる部分や、より軽量化が必要な部分にはドライカーボンを、それ以外の物は高品質なウェットカーボンを使用します。
ウェットカーボン
ウェットカーボンの作り方は基本的にはFRP(グラスファイバー)と同じ方法を取ります。型の中にハンドレイアップ(手作業)によりゲルコートとカーボン布を敷きつめながら、注意深くローラー等により圧力をかけながら、中の空気を抜き、時間をかけながら固めてゆきます。比較的簡単につくれ、また特殊な設備も不要なので、少量でそれほど強度、精度を要求されないものは、ローコストで作れる為、流通パーツの90%以上はこの方法で作られます。

ドライカーボン
ドライカーボンと言われるものには多くの製法が存在します。当社製品を製造するアールアンドデースポーツでは、まず国産のプリプレグシートを使用します。これは、常温で不安定な為、一定低温下で管理されます。制度を上げる為にコンピューターカットされた素材は、型に精密にセットされた後でカーボン用の釜に入れられ、設計温度(多くの場合130℃以上)で3気圧以上の圧力を掛けて、4時間以上焼かれる事により、真のドライカーボンを創り出します。
これにより、ドライカーボンと呼ばれるものの中で最高ランクのものが生まれます。 |
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